14節・1P
翌日、亜紀子は仕事に出て行き、千絵は1人、部屋に取り残されていた。1人になると、また暗く、寂しくなった。自分の細身の腕に巻かれた包帯をジーと眺め、あの頃の事を思い出し、悲しくなってきた。 「私だけが、どうしてこんなに辛いの」 涙を流しながら、まだジンジンと痛みが伝わってくる。
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