5節・1P


 千絵と彩子は、すでに中学生になっていて、同じ中学に通っていた。千絵はパパが行方不明になって以来1度も会っていない。小学生の頃は明るかったのに、すっかり暗くなり、あまり喋らなくなっていた。

 両親を失ったのと引き替えに、不幸な生活から脱出出来、いい生活をすることが出来るようになったが、豪邸のパパやママとの生活には馴染めてない。実の親ではないので、遠慮がちで、欲しい物や言いたいことは言えないのだ。


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