3節・8P


 翌朝、太陽が昇ると、千絵は目を覚ました。辺りを見渡し、昨日のママの死、公園で寝たことを思い出した。

「あ、私生きている。嬉しい、死ななかったんだ」

 千絵は目を輝かせて喜んだ。そのあと急にパパのことが心配になった。パパは横で寝ていた。

「あ、パパ、パパ」

 揺するが目を覚まさない。慌てた表情になる。

「パパ、パパ」

 必死な表情になり、大きく揺するが、パパは目を覚まさない。千絵はとうとう泣き出した。

「パパ、私1人にしないで」

 千絵は急に寂しくなり、大きく泣き出した。そのときパパは目を覚ました。

「もう、脅かさない出よ」

「千絵が真剣だったので、ちょっとからかってやろうと思ったんだ」

「私、驚いたわ。していい冗談と、悪い冗談があるわ。パパが本当に死んだのかと思ってびっくりした」

「ご免。さー出かけよう」

「どこ行くの?」

「ショッピング行く約束だろ」

「こんなに早く出かけても店は開いてないわ」

「歩いて行くから、もう出かけないと」



 2人は歩いて芦屋から三宮に向かった。距離で言うと10km程だ。休憩しながら、ゆっくり歩いていった。

「パパ疲れた」

「少し休憩しようか」

 バスの停留所のベンチに座った。

「ちょっと待ってて、朝ご飯買ってくる」

 パパはコンビニ行き、少しすると、あんパンとジュースを2人分買い、千絵に渡した。

「お金大丈夫なの?」

「これくらいは大丈夫だよ」

 2人は美味しそうに食べた。

「私、少しくらい食べれなくてもいい。パパと居れれば、それで幸せだから」


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