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31

 

 帰るには、まだ時間が早かったので、僕たちは女の子と別れると、森に行った。昼間のキツい日差しも落ち着き、森の木々が太陽の光も遮断しているので、涼しかった。木々の下の芝の上に寝転がっていると気持ちいい。

「やったー」

 僕たちは手を天に突き出すと、お互いの手を握りあって喜んだ。顔からは笑みがこぼれていた。

「こんなに上手く行くとは思っていなかったよ」

「僕も一時は諦めていたけど、OKが出るとは思っても居なかったな」

「僕も絶対、無理と思ってた」

「僕も、無理だと思ってた」

 僕達は固く手を握り会った。

「でも、あの子可愛いな」

 のりが言うと、みんなが頷いた。

「最初、遊びに行った日は、ドキドキしてたけど、あんなに仲良くしてくれるとは思わなかったな」

「僕も。もっと冷たいのかと思ってた」

 暫くの沈黙の後、のりが僕の方を振り向いた。

「しゅんが神戸に帰ってしまうと、寂しくなるな」

 僕自身も、もうすぐ別れが来ることを覚悟していたので、それを考えると、少し寂しくなってくる。

「神戸に帰る前に、あの女の子に告白しろよ」

「え!それは無理、無理、無理」

 のりの提案に僕は慌てて否定した。

「神戸に帰るなら告白しても怖い物は無いはずだろ」

 今度はけんが言った。

「でも、それだけは無理」

 僕は今、告白することを想像しただけで顔が真っ赤になり、心臓がバクバク言っているのが聞こえた。

「神戸にいつ帰るか、井上に教えとかないと」

「うん、そうそう。言わないと井上も寂しがると思うし」

「いや、そんな事無いよ。僕のことなんか眼中に無いはずだよ」

「そうでもないぞ。しゅんが話しかけたときは、井上は特に目を輝かせて、嬉しそうにしていたぞ」

 僕は本当か嘘か判らない、人の客観的な判断に戸惑った。

「きっとしゅんの事、好きなんじゃないか?」

「うん、そうかも」

「そんな事、無い」

 みんながからかっているのが判ったので、僕は上半身を起こして、強く否定した。

「もう、帰ろう」

 少し怒った口調で立ち上がったが、少し嬉しかった。もしかして僕のこと好きに思ってくれていたのかも知れないと想像し、笑みがこぼれた。 

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32へつづく