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13

 

 釣りの出来る川は、家から南東の方向にある山の麓にある。そんなに遠い所ではなかった。僕はまことに釣り竿を借りて、山の方に向かい、畦道を歩いた。この前行った森に行くときは畦道を北に歩くが、今回は真っ直ぐに東に歩いた。東側の畦道は道が開けていて、辺りがよく見え、田圃や家を見ながら進んだ。畦道を南側に方向を変えると、片側は並木道になっていて、そこからは木漏れ日が漏れ、暑さを遮断してくれた。4人は静かに川に向かって行進を続けた。そこにある庭の広い、一件の家が目に入ってきた。

 洋風な家の2階の窓からボーと外を眺めている、女の子が目に入った。女の子は白いシャツを着て、色白の顔をして、お人形さんのように可愛らしく見えた。白くて柔らかそうなほっぺたに、穏やかな表情、優しそうな眼差し、でも何処か元気がなかった。僕は、

「誰なんだろ?」

 と、その女の子をボーと眺めていた。そしてこれが、この女の子との衝撃的な出会いの幕開けとなった。

「僕らと同じ年で、井上って言うんだ」
 僕がボーと女の子を見ているのを見て、けんが話しかけてきた。


「病気がちで、最近は学校にも来なくなったんだ」

 のりの言葉に、僕は声に出さずに頷いていた。

「何の病気なの?」

「僕たちにもよくわからない」

「2年生くらいまでは、ちゃんと学校に来ていたんだけど、3年になってからは休みがちになって」

 畦道を歩きながら、僕はあの女の子の事が頭から離れなくなっていた。そしてそれは僕にとっての初恋だった。あの時の可愛らしい、色白の顔が脳裏から離れなかった。

「病気なら、僕が何とかしてあげたい」

 そう思っていた。 

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14へつづく