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 2人は予約していたホテルに入った。部屋はダブルでそんなに広くはなかったが、2人にとって、それは問題ではなかった。一緒にいれる事が楽しく、一緒にいれるだけで幸せだった。

「お金無くって、こういう部屋しか取れなかったけど、ごめんね」

「うううん。ありがとう。広瀬君にお金使わして、こっちこそごめん。私が沖縄に行きたいって言ったばかりに無理させて」

「僕は、早苗さんが幸せなら、それでいい」

「でも、して貰うばかりで、私はいつになったらお返しできるの」

「お返しなんかいいよ。笑顔と感謝の気持ちがあれば、それで僕は幸せ」

「でも、このお礼はいつかするからね。そうじゃないと私が気が済まないから」

「うん。ありがとう」

 

 夕食を2人は近くのレストランで食べた。プールサイドで食べるバイキング料理だ。食べ物は沖縄そばに、ステーキ、豚足、うみへび、ボイルした伊勢エビ、ヤシガニ、近くでとれた魚、ゴーヤチャンプル、すしなど郷土料理を中心に並べられていた。飲み物はマンゴジュース、シークアーサーのジュースに、泡盛、オリオンビールなどのアルコールだ。デザートにはサーターアンダギー、アイスクリームなどと盛りだくさんだ。

 プールサイドの横では若い女の子が沖縄の綺麗な着物をまとい、琉球舞踏を踊っていた。少しずつの料理を皿にもり、ヤシガニの身をホークに刺して食べ、ビールを飲んだ。今日少し歩いただけなのに、沖縄の強い日差しのせいで、お互い顔は焼けていた。急に暑いところに来たので、歩いているだけで体力は消費され、少し疲れた顔で食事をしていた。でも、日も沈み、プールサイドで、のんびり夕食を食べている事で気持ちはやわらいだ。

「今日は、何か疲れたみたい」

 早苗はホークにステーキを刺して口に運びながら、笑顔で言った。

「急に暑いところに来たからね。今日は早く寝ようか」

「うん。でもこの料理おいしいね」

 早苗は美味しそうに食事を食べながら泡盛を飲んだ。焼けた顔が更に赤くなっていった。普段はあまり飲まないけど、沖縄に来た喜びで、少しはめをはずしてしまっていた。沖縄そばを食べながら、最後にスープを飲んだ。

「あ〜、美味しかった」

 そう言うと満腹になり、腹を押さえながら、笑顔を見せた。そのころ広瀬も満腹だった。

「あっ、あとデザート食べないと」

「まだ食べるの?」

「デザートは別腹だから」

 そう言いながら笑った。そしてドーナツのようなサーターアンダギーを囓りながら、マンゴージュースを飲んだ。

「満腹満腹」

「戻ろうか?」

 早苗が笑顔を見せると、広瀬も笑顔を見せ、た。その後、2人はホテルの部屋に戻った。

 

 部屋につくと早苗は、そのままベットに横になった。

「ちょっと食べ過ぎたかな?」

 少し苦しそうに、真っ赤に焼けた顔で笑顔を見せた。

「なんかちょっと気分悪くなってきた」

「え!大丈夫?」

 そう言うとトイレに向かった。そして食べたものを吐いた。苦しそうにしている早苗を見て、広瀬は背中をさすってあげた。

「大丈夫?」

「ちょっと食べ過ぎたかな?有難う、大丈夫だから」

 そう言うとベットに寝ころんだ。

「何か少し頭痛い」

「え!」

 そう言いながら、広瀬は早苗に近づき、おでこを触ると、熱かったので驚いた。

「いつから気分悪かったの?」

「食事前も少し変だなって思ってたけど、そのときは大したことなくって、急に来たみたい」

「急に焼いたからじゃない。ちょっとフロントに行ってクスリ貰ってくる」

 そう言うと、早苗は目をつむった。

「クスリ貰ってきたから、これ飲んで」

 そう言うとクスリと水を持ってきた。早苗は少し苦しそうな表情をしていたが、少し体を起こすとクスリを飲んだ。

「今日は、もう寝た方がいいよ」

「ごめんね。せっかく沖縄まで連れてくれたのに、楽しめなくって」

「そんな事いいよ。それよりも早く良くなって」

 そう言うと広瀬は電気を消して、早苗の横で寝た。しかし広瀬は早苗の事が心配で寝る事が出来なかった。

 早苗は夜中の3時頃、目を覚ました。

「お腹が痛い?」

「大丈夫、吐く?」

「何か、お腹の辺りが冷たい感じがするの」

「チョッと待っていて」

 そう言うと、近くのある容器にポットのお湯を入れ、そこにタオルを浸すと、早苗のお腹に当てた。

「あっ、何か気持ちいい」

 タオルが冷えてくると、またタオルを熱湯に浸して、早苗のお腹に載せた。何度かタオルを変えていると、広瀬の手は、腫れ上がっていたが、早苗は、そのことには気づかずに、気持ちよさそうに眠った。しかし広瀬はその後も、熱湯にタオルを浸しては、早苗のお腹に当てた。

「早く、良くなって」

 そう願いをこめ、手を真っ赤にしながらタオルを変え続けた。

 そして朝7時頃、早苗は目を覚ました。横では広瀬は早苗の表情を心配そうに見守っていて、目を覚ましたとき広瀬の顔が目に飛び込んできた。

「あっ!広瀬君寝てないの?。私を一晩看病してくれていたの?」

 そう言うと涙を溜めて、喜んだ。

「こんな私の為に、一晩寝ずに看病してくれていたの?」

 男の人に、そんな優しくされた事がないので、嬉しくて泣けてきた。

「私はすっかり元気だから、広瀬君寝て。今度は私が広瀬君のことを見守っているから」

「前に僕が意識を失ったときに看病してくれたお礼だよ。あの時は小泉絵美さんから、二晩も起きて見守っていてくれたって聞いたよ」

「そう言う事もあったね」

 そう言うと泣きながら笑顔を見せた。

「もう私は、広瀬君と一生離れたくない。いつまでも一緒に居たい」

 ベットで横になっている早苗は、横で座っている広瀬を抱き寄せた。

「僕もだよ」

 そう言うと、2人は見つめ合いキスをした。

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25へつづく